こんにちは、新米農家のSHOUTAです。今年の夏は本当に暑かったですね。熱中症予防に梅干しをフューチャーしてもらったことは去ることながら、うだる様な暑さを乗り切るために、大好きな新生姜の甘酢漬け(ガリ)を何度か作りました。今日はその作り方を紹介したいと思います。

和歌山県は全国でも有数の生姜の産地


和歌山県民でも以外と知らないことが多いですが、和歌山県は生姜の主要な産地のひとつです。

かつては高知県に次いで全国2位の生産割合を持っていましたが転作等により、H29年度時点では全国6位の2620トンとなっています。生産されているのは、県北に流れる紀の川流域の砂地地帯に集中しています。

生姜の効能って凄い!


皆さんもご存知だとは思いますが、生姜の持つポテンシャルはすごく高く、代表的なところを言うと血行促進、冷え性対策などがあります。その他にも殺菌効果、抗炎症作用、鎮痛作用、整腸、整胃作用などがあり、食欲増進、夏バテ対策に効果があると言われています。

前置きはこの辺で…

用意するもの

 


用意するもの ・・・密封性のある保存瓶(今回は2リットル瓶を使用)

新生姜    ・・・1キロ

塩      ・・・250グラム(生姜に対して4分の1)

米酢     ・・・800cc

砂糖     ・・・600グラム

水      ・・・200cc

米酢、砂糖、水の分量は4:3:1の比率で、瓶の大きさに応じて量を変えると良いと思います。

新生姜が甘酢にしっかり漬かる量を作ります。

下準備


用意したのは、和歌山市産の新生姜。産直店で1キロを1000円で購入しました。

紀ノ川沿いの砂地でで作られた新生姜は肌がつやつやしていて非常に綺麗です。

お酢は地元田辺市の天王醸造さんの醸造酢を使用。

 

新生姜の下処置


生姜はスライスしやすいサイズにばらき、スプーン等で薄皮を取り除きます。

薄皮の除去が完了!!

つるつるのべっぴんさん!!

スライスしていきます。

この時、切る方向により仕上がりの食感が違うのですが、私はシャキシャキの食感を残したいので、繊維に沿って薄くスライスしていきます。

スライス後はこんな感じに!

新生姜は甘酢に漬ける前に塩をまぶし、水気を抜きます。

塩は250グラム使います。

塩を投入!!

塩が全体にしっかり馴染む様に揉んで、水気を抜くのに2時間程度放置です。

水気が抜けるまでの間に甘酢の準備をしておきます。

 

甘酢の準備


 

甘酢は新生姜が容器内で完全に漬かる量を用意しなければなりません。

2リットル瓶に1キロの新生姜を漬けるのにあたり、米酢800ccと砂糖600グラムを用意しました。

写真のメモリは200を指してますが、計量カップに200グラム×3杯で600グラムを計っています。

米酢と砂糖、水を200cc加え火にかけ、一煮立ちさせます。

粗熱を取り、瓶の方に移しておきます。

これで甘酢の準備は整いました。

塩揉み中の新生姜はどんな感じかと言うと、

想像以上の水分が出ていました。

火にかける前ですが、2時間ほど置くと、白かった新生姜の表面が少し透明感が出ているのが写真からも伺えます。

ここでやっと火を通すのですが、ここは結構大切なポイント。

少し多めの熱湯を沸かし、新生姜を鍋の中にダイブ!!

2、3秒をカウントして、すかさず湯を切ります!

お湯をきっています。

お湯が切れたらあらかじめ用意しておいた甘酢の中に入れてやります。

固まっているのを少しほぐして完成です。

数時間後には食べれますが、一日置いてからの方が味が落ち着いて美味しいです。

まとめ・ポイント


・新生姜はスライスする向き、厚みにより食感が異なる。薄くスライスする方が良い。

・甘酢は新生姜が十分漬かる量を準備する。また、熱い状態の甘酢に新生姜を漬けるとシャキシャキの食感を残せないので、甘酢は粗熱をとって少し冷ましておく。

・湯通しする時間が重要!短ければ辛みが強くなり、長ければ食感が楽しめなくなる。ズバリおすすめは2、3秒。

・常温で保存できるが、夏場は特に冷蔵保存をお勧めします。

 

いかがでしたか?多少のポイントさえ押さえておけば非常に簡単でできます。皆さんも是非ご家庭で挑戦してみてください。保存料も入っていませんし、非常に美味しいですよ。

こちらは漬けて2日経った状態。

ピンクの色味が綺麗に出てくれました。

おまけ。

自家栽培中の生姜です。

10月中頃に掘り起こす予定です。